つれづれ

かすり傷でもしぬと嘆く人のブログです

ひとりよがりだけど、言葉の話

 

わたしは小さい頃から今にいたるまで、ものすごく素直に育ったように思います。

よく言えばいろいろな考え方や意見を素直に吸収する力があるのだけれど、その反面、人の言葉をそのまま受けとめてきた部分も大きくて。

 

けど、最近は「言葉」を盲信しなくなりました。

わたし自身、言葉に出せない本当の気持ちがあったり、真逆の温度感を持つ言葉を発してしまったり。

下手に強がってしまったり、あまのじゃくなのもあるけれど。

 

わたしでさえ、これだけうまく言葉にできないことがたくさんあるのだから、今までわたしが出会ってきた人、向き合ってきた人だってきっとそうだったんじゃないのと思ったのです。

 

友達とご飯食べた帰り道、ぽつりぽつりその場をつなぐだけの言葉をこぼして、その表面的な会話にこっそり傷ついたりしてたんですけど、

へらへらと笑って話してた言葉の奥に、本当はどんな思いがあったのかな、と考えたりします。

 

大人になって本音とタテマエがあることを知って、人間関係も複雑になって。大人ってムズイ。

 

誰かの言葉を聞くとき、その言葉通りに受けとめるのでは本当のことはわからない。その言葉を発した人の本当の気持ちはどこにあるのか。わかることもわからないこともあるけれど、それに思いをはせることが大切なんじゃないかと思います。

 

 

言葉を盲信してはいけないな、と思った話でした。言葉にすることが大事だって考えは変わらないけど。言葉は全部じゃない。